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甲府で商売をはじめて60余年。ペルメ桜町|花国(Hanakuni)

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イメチェン。

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スターチスというお花をご存知でしょうか。

少しお花に興味のある方なら知っていることが多い、カサカサした質感のアレです。

質感が個性的なので、いちど触れると印象に残りやすいお花かもしれません。

 

最近は植物学上の呼称変更(漢字だらけw)により、

リモニウム(リモニューム)と呼ばれるようになっているそうですが、

花屋を含めて多くの方々のなかではスターチスとして定着しています。

リモニウムが定着する日はくるのでしょうか。。。w

 

スターチスというと、日持ちがいいことからなのか、

お墓参りだったり仏壇用だったり、そういった用途で使われることが多かったお花です。

その昔ながら?w のスターチスはシュニアタ(シニュアタ)と呼ばれる品種です。

シュニアタは1年草に対し、宿根スターチスと呼ばれるものも流通しています。

宿根スターチスの代表品種に「ブルーファンタジア」があります。

薄紫のカスミがかかったような雰囲気のため、非常に人気があります。

 

また、

スターチスはここ数年で大きな変化を遂げました!

ハイブリッド(交雑)スターチスという、

交配され品種改良されたものがいろいろ流通するようになりました。

ハイブリッドスターチスは長いので、シネンシスと呼ばれることが多いです。

スターチスと言っても、いろいろ呼び名があってこんがらがりますよね^^;

 

一般的なものはスターチス。

紫のカスミがかったものは宿根スターチス。

茎が細くより軽やかに見えるのがシネンシス。

この3つの分類ができていれば、もう花屋になれます! 笑

 

シネンシスには八重咲の品種も生み出されたり、

シュニアタにはクスミ色の品種が生まれたり、

ドライフラワーが定着してきたことも相まって、

スターチスを取り巻く環境はガラリと変わってきています。

いろいろな可能性を感じます。

これもひとえに、品種改良を重ねた種苗会社さんと、

そういったものを積極的に取り入れた花農家さんたちの努力の賜物に違いありません!

 

ちなみに、

スターチスがドライフラワーとして色が残る部分は、あるあるwな「ガク」の部分です。

今では1年を通して流通しているスターチスの本来の開花期は、

4月ころからはじまり7月ころに終わります。

この時期はとくにガクの中心に咲く花を切り花の状態でも観察しやすいです。

品種により、白や黄色のお花が咲くことが多いです。

 

仏事用途からオシャレなお花へ。

ここまで見事にイメチェンをしたお花はそうはない気がします。

 

スターチスシュニアタ

ブルーファンタジア

シネンシス

周年のお祝いに贈るドライフラワーのスワッグです

 

 

【お花のすすめ】

ありがとう、おめでとう、元気をだして

そんな気持ちをブーケやフラワーアレンジメントにのせて贈りませんか?

お花たちはあなたの気持ちを伝えるキューピットになってくれるはずです^^

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